2010年4月9日金曜日

家出4

娘が帰ってきて半年くらい過ぎた頃、
娘と同い年で、幼稚園が一緒だった子が家に来ることになった。
その子の父は再婚にも失敗し、母は、別の家庭をもって行き場もない。
「父親に殺される」
私が親に連絡しての家出
出来ればずっといても良かった。裏山のタケノコを掘って暮らしていたという彼女に少しでも良い思いをさせてあげたかった。
私が長野に引っ越してからの12年能登でどの様に暮らしてきたのか、想像するだけでも大変だっただろう。

その時の私は、とにかくお金が無かった。
勤め人は、大変だが、来月のあてがある。
神はその時私に、務めることは、話されなかったし、
私はローンはしない事を神の前に置いていた。
もってあと2ヶ月、、家族を両方の実家にお願いする事も考えに浮かぶ
でもあの子はどうする。
今、仕事が無いという事は、=この後お金が入らない事、
悪い思いがどんどん支配してくる。せめて下の娘も中学だけは卒業させてやりたい。
そうすれば、一人でも生きていけるだろう。「お願い神様」

冷蔵庫を何度も開けてまだ少しある。ガソリンは10Lでお願いします。
スーパーの買い物に汗が出る。何度も財布の中を見る、
情けない、稼ぎのない男=無能な男に見える
子供達は互いに「もう2ロールしか無いんだから少しで、、」とトイレの所で話している。
全ての持ち金合わせて最後の一万円が無くなったら「解散」する気持ちだった。
そんな深刻な時、電話があった。 「ちょっと、用があるので来て」
何年ぶりだろうか、もう覚えてない。
大工としてその人の家を建てたが、トラブルでそれっきりだった。
正直嫌だった。どうせいつもの様に、ごみの様な何か物おしつけて、そんな事だ。

次の朝、娘の申し訳ない様な声で必用なお金を持たせたら、
あと残りは1万円になった。

する事もなく私はアポも取らず、その人の家に行った。
「いないならそれで良い、私はとにかく行ったのだ」
残念ながらいた。長いどうでもいい話、変わってない。
電話でオレを呼びつけるこの人の神経はどうなっているんだ。
「で、今日の用事はなんですか」
「そうだった、あなたにコレを渡す為に呼んだんでした」
差し出された茶封筒、
「、、、、図書券か、、ビール券ならいいな換金すれば少しは、、」
受け取って中を見ると一万円札ばかりが、、。
「これは、、」顔を見上げると彼女は「実は先月まとまったお金が入り、十分の一を教会に献金しようと思ったが、主は”まて”と。それでこのお金は何処に行くのかと思っていた。昨日祈っていたら貴方の顔が浮かんだそれで電話した」

さすがに震えた。
彼女は更に「ただし、一つだけ条件が有ります。この事は誰にも話さないで、誉れは地上ではいらないから」
まだ震える手で受け取り「ありがとう」と、言おうとすると
「私に言う必用は無い、これは神のお金だから」

それから何年かたって彼女の旦那と話をした。
「彼女は、一度、祈ると決めると毎日最後のその日まで、その人の為に一生祈っていました。」

「やっぱり、言うよ。イエスに従ってくれて、ありがとう。祈ってくれてありがとう。
あの子は今、長野でお嫁さんとお母さんやってます。いいよな貴方は今、直接イエスといる。ブログに書きました。ごめんなさい、でも地上には貴方はいないから許してください。神様、貴方は本当に生きていて今日も約束を守られ豊に与えてくださいます。ありがとう」

今は旦那さんも天にいる。私も神の舞台に出演させていながら
いつも貴方の書いたストーリーには泣かされてます。

2 件のコメント:

  1. 何とか今日の話は見えたと思う。
    必要(必用ではないと思います)なものが与えられて良かったですね。

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  2. 有り難い神で、ありがたかったですね。

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