2011年1月23日日曜日

タラの芽


春の山菜でタラの芽は良く食べます。
クロカンの途中で何本も見かけました。すでに春の準備が出来ています。
冬の寒さの中でも粘りっこい樹液で凍らない様に頑張ってました。
だから芽を採ると後から後から透明な糸を引くゼリー状のものが出てきます。
人の手で栽培されたスーパーなどで見られる綺麗な緑色のタラの芽は昨年伸びた枝を伐採したもので、
敷き詰めた大鋸屑や水の入ったバケツに挿しておいたもの。出荷前にビニールハウスで気温を上げ発芽させる。
天然ものよりもだいぶ味・香りが弱く、水っぽさがある。
天然もののタラの芽の天婦羅は冷えても歯ごたえがしっかりしているが、枝切りして芽吹かせたタラの芽は天婦羅が冷えると萎んでしまう。
写真のタラの芽は他のものと違ってすごく棘が大きく立派です。
標高は1400m程の歩いて行った最も高い所でした。
鋭いトゲは猿などの動物から自分を守るための主の装いでもあります。
この手は天ぷらにしても口の中で棘がちょっと痛いです。
春には春を感謝して一番の芽だけ頂かせてもらいます。
戸隠では高さ15m太さ40cm程のクルミの木の様なタラの木を見た事あります。
ほとんどの針のある植物がそうだが大きく成長すると針が無くなる。
パイオニアウッドと言われているが、そこまで成長したものを見上げる時何か感動する。

4 件のコメント:

  1. 山菜の天ぷら、大好物です。
    ちょっとした苦み、歯ごたえ、季節感が最高です。

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  2. まだ、冬を楽しんでいたいのですが、
    ここの長い冬の終わり頃には
    ものすごい春が恋しくなります。
    この感覚がこの地方に住む醍醐味でしょうか。

    苦味は青物を何か月も食べれない事で
    体の中にたまり続けたものをデドックスしてくれるそうです。
    人生の苦味も同じでしょうかね。

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  3. 「春を待つ」という感覚はとても素晴らしいものですね。

    私の場合は花粉症にそれをぶち壊されているので、春は日本の無計画な林業に対して怒りがおさまらない季節です。

    過ぎ越しには苦菜を添えて食す。これも深いです。

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  4. 今日もご苦労様でした。
    苦菜ときましたか、確かにありましたね。
    冬の過ぎ越しとの共通性もありそうですね。

    花粉予想では近畿は2010の4~10倍となってますね。
    確かに杉たるは及ばざる如しで、有り過ぎて値崩れし、したがって植えた林業者も困った状態になってます。各自が流れでなく自分で考えて植えていたらここまで偏らなくてよかったのですが、やっぱり補助金などもあるとほとんどの人が流されました。
    税金を使った賄賂みたいなもので
    わいろは聡明な人を盲目にし、正しい人の言い分をゆがめるからと書いてあるとおりです。
    文句を言う人はいても反省している人を見ないのはどうゆう事なのでしょうか。

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