2013年7月7日日曜日

俺ぃらはドラマー


画像は、スズキが26年ぶりに復活させたテンプターのツーリーディングWパネルのフロンドドラムブレーキ。
そしてバイクでは国産初のディスクブレーキを採用したのに係らずその後であえてのGT750
ドラムブレーキの中でも最高峰をおごりました。


ブレーキとは、運動エネルギーを熱エネルギーに変換する装置(最近CMのエネチャージ等を除く)などと書けば、かえってややこしいが
大体2種類あって、ディスクブレーキとドラムブレーキです(自転車ではリムブレーキも多い)。

ドラムとディスクの制動力の違いは、人間でたとえるなら、両手を広げた幅より少し狭い二つの壁の間に立って両手を突っ張るのがドラム。
真剣白刃どりの如く一枚の板を両手で挟むのがディスク(どっちが力を加えやすいかは考えてみればわかりますよね、そしてコントロール性も)。

高校生の頃は、ディスクブレーキが高価で高性能の証の様なイメージもあってドラムブレーキのバイクや車をみてテンション⤵、な時もありましたが
ドラムブレーキは、様々な倍力装置などに頼らずとも構造上 自己倍力作用があって、強い制動力を発揮する利点があります。
だから4輪ディスクが当たり前になった普通自動車クラスでも、後輪側に駐車ブレーキ専用の小型機械式ドラムブレーキをディスクブレーキとは別に装備することがあって、
ドラム・イン・ディスク式(インナードラム式)と呼ばれています。

ドラムって円筒という形の意味が示すとおりに丸い筒の中に熱が溜まりやすい欠点がありますし、コントロール性ではディスクに敵いません。
でも、全部が開けっぴろげなディスクと違って殆んどが隠されてあるドラムの造形はなんだか魅力がありますね。
ヤマハのロングセラーSRもディスクからあえてレトロなドラムブレーキに変更した経緯がありました。
カチッとしたディスクとちがってグニュ~としたドラムですが
チャンとした職人が調整したドラムブレーキの握力に比例して制動していく感じは嫌いになれないですね~

もちろんグッチは実測245mmという大径ツーリーディングWパネル。
これより後の時代のショベルのハーレーやホンダGL1100などより走っていて安心感があります。


2 件のコメント:

  1. 硬派銀じ郎2013年7月7日 9:43

    テンプターの話題が出ると、ヒヤッとします。
    関心を持つ人が増えて、あのテンプターが売れたらどうしよう、と思うからです。

    バカですね。

    ドラムブレーキって、そういう味わいがあるんですね。

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  2. 銀じ郎さん 

    テンプター、制動装置がドラムだけに止まらない(誘惑)ですよー
    実際秘かにジリジリと来ていて、安いだけが取りえは今は昔
    弾数がすくないだけにネットでこのドラムだけでも出品あればびっくりするほどの高額になると思います。

    実際は様々な種類があるドラムですが、知恵の塊ですね。
    銀ちゃんもドラマーデビューいかがですか

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